過去に印刷したものの中から、お客様の掲載許可を頂いたものをご紹介します。
お客様のアイデアが光るものばかりです。活版印刷の懐の深さを感じていただければ幸いです。
赤井都さん『雨ニモ負ケズ』
豆本作家・赤井都さんの新作『雨ニモ負ケズ』の組版と印刷を担当しました。
印刷風景を撮影してくださいましたので、許可をいただいてご紹介いたします。
赤井さんは先日、国際ミニチュアブックソサエティの国際豆本コンペティションで3回目のグランプリを受賞されたとのことです。素晴らしい快挙ですね。おめでとうございます!
口ロロ『CD』歌詞カード
口ロロ『CD』の歌詞カード印刷を担当しました。文字を模様のように並べたり、活版でありながら今までの活版印刷にはないような斬新なデザインの歌詞カードです。(デザインはデザイナーさんが行っています。)
絵本『氷河ねずみの毛皮』タイトル・本文清刷
宮沢賢治の絵本『氷河ねずみの毛皮』タイトルと本文の清刷を担当しました。
実際の印刷はオフセットですので印圧は失われますが、本文まで清刷を使っていることで活版ならではの文字の味わいが出ています。
SEBASTIAN X 『FUTURES』歌詞カード
バンド「SEBASTIAN X」さんのアルバム『FUTURES』の歌詞カード印刷を担当しました。
ボーカルの永原真夏さんの活版印刷への思い、歌詞カードの印刷工程をこちらのルポルタージュでご覧いただけます。
動画はこちらです。
『活版印刷を追え!SEBASTIAN X永原真夏が体当たり』 第1回:組版作業
『活版印刷を追え!SEBASTIAN X永原真夏が体当たり』 第2回:印刷作業
『活版印刷を追え!SEBASTIAN X永原真夏が体当たり』 最終回:製本作業
資生堂『花椿』(清刷)
資生堂のPR誌『花椿』で、タイトル部分の清刷を承りました。
活版の罫線や飾り罫を使用しています。どこかレトロな雰囲気がありますね。
やまねフランスさんショップカード
『祈りの島、光の印刷。』
『祈りの島、光の印刷。』の組版・印刷を担当しました。
ご依頼頂いた岸木様から頂いた文章をご紹介いたします。
長崎には、キリスト教と活版印刷をめぐる深くて悲しい歴史がありました。
東京へ帰ってきていてもたってもいられず、長崎への思いを弘陽さんに頼んで形にしてもらいました。
26本の飾り罫は、殉教した二十六聖人の発する祈りの言葉です。
「はまゆう」とは、長崎で乗った小さな船の名前であり、
今回の印刷のために探して出会ったこの紙の名前です。
m.kishiki
『デザインのひきだし〈10〉 』表紙・付録
グラフィック社『デザインのひきだし〈10〉特集 凸版・活版印刷でいくのだ! 』の表紙の組版と付録の組版・印刷を担当しました。柔らかい紙に印圧のほどよく効いたA4サイズの表紙が人目を引きますね。
赤井都さん『MAHO NIKKI』
豆本作家・赤井都さんの豆本『MAHO NIKKI』の本文組版・印刷を承りました。
古い日記帳をモチーフにした作品で、本文も日記風に罫線を入れた上で印刷してあります。
用紙は赤井さんの持ち込みのもの。これも古い印刷物風のテイストが出ていますね。